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サイバーショット『DSC-RX100』でボケのある写真を楽しみたい! [┣ サイバーショット]

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先日、お客様からの問い合わせというか相談をいただきました。今年の夏発売された新型サイバーショット「DSC-RX100」で、大型センサーを生かした背景にボケのある写真を楽しみたいんだけど、どうやったらいいのかわからないんです、とのこと。

銀座ソニービルショールームにお立ち寄りになった際に手にとって試して見たんだけど、よくわからなくて、ということだったみたいなんですが、そうか、デジタル一眼カメラ“α”からサブカメラとして購入されている方は使いこなせても、サイバーショットからのランクアップで使われると「背景をぼかす」というテクニックってわかりにくいですよね。

ということで、今日はその案内をしてみたいと思います。サイバーショットDSC-RX100で背景ぼかしを楽しむ方法です。

 

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ちなみに背景をぼかすというテクニックってどういうことか簡単にご案内したいと思います。私も6年前にα100を初めていじったときに思ったんですよ。デジタル一眼カメラならボケを楽しめる、被写体をぐっと浮き立たせることができる。サイバーショットではこういうのはできない、って言われても背景とかぼけていない方が写真としては良い写りなんじゃないの?と。

そんな時に一目瞭然というか見せてもらったのがこんな写真でした。

上の写真は普通に自分が立っているまんまで花壇を見下ろすように撮った写真。カメラはサイバーショットDSC-RX100でオートモードにして今朝、通勤途中に撮ってきました。

これをちょちょっと操作して手を加えて撮影してみると。。。

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これもDSC-RX100で撮った、同じカメラで撮った写真です。

いつものサイバーショットで撮った写真とは雰囲気が全然違いますよね。2006年当時、まだα100を手にしたばかりの私には上の写真がいつもの自分の写真。その次の花のアップの写真は雑誌とかで見かける写真って思えました。(ま、この写真にはそんな感動はないと思いますが。。。)

全部がちゃんと写っている上の写真は単に見た目通りに撮れているだけで、2枚目の写真にはどの花が主役なのか撮影した側の意志が反映していて主役がなんなのかがはっきりとわかります。全部はっきりと写っているよりも、こういう背景をぼかした写真の方が、しっかりした作品として見えるのは間違いありません。

なるほど、背景をぼかした撮影ってこういうことなんです。

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こちらも同じサイバーショット「DSC-RX100」で撮影した写真です。こうなると植え込みの一角の写真ではなくて、ちょっと広そうなお花畑の写真に見えませんか?

これは撮り方の違いだけでできるのではなく、やはりサイバーショット「DSC-RX100」だからこその写真で、他のシリーズのサイバーショットではちょっと撮るのが難しい写真なんです。

カメラのおかげで撮れた、というのもありますが、カメラの使い方もちょっとだけ知らないと撮れない写真なんです。

 

で、そのための「ボケを作るテクニック」というのがいくつかあります。

テクニックは一つだけではなく、複合的にいろいろな技を交えて撮影するんですが、主なテクニックは3つ。

「絞りを開く」「被写体に近づく」「背景を遠ざける」です。

最初の難関が「絞りを開く」になります。この「絞り」というのがカメラの仕組みを知る上での最初にして最大の難関で、カメラのハウツー本を買うと必ずこれが出てくる誰しもが超えなければいけない壁なんです。

知ってしまえばなんてことはなく、今では意識せずに絞りを操作するんですが、これ、普通の生活には類似した出来事がない、カメラならではの話になります。で、通常、ここではその仕組みから説明をするんですが、そこはここでは端折ります。それを知らなくてもサイバーショットは扱えるので。(^^)/

で、その効果だけは知っておきたいんですが、デジタル一眼“α”のコンテンツでイナバーさんのわかりやすい説明がこちらにあります。

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☆Mr.イナバーのみんなのαレッスン「絞り効果でボケ具合を調節」

本当はここで「水道の蛇口にたとえると」とか、そういう話を私もしたいところなんですが、それを知らなくても大丈夫です。

カメラには「絞り」と「シャッタースピード」という2つの大きな操作項目があって、シャッタースピードはスグにイメージができると思います。シャッターを切る速度ですね。

絞りというのはピントが合って見える範囲の調整を言います。

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Mr.イナバーさんが解説している図に寄ると絞りというのは「F2.8」とか「F5.6」とか「F16」とかの数字で表示されていて、数字が大きい方がピントが合って見える範囲が広いのがわかります。

絞りというのは「エフいくつ」という単位で呼ばれて数値が大きい方がピントが合っている範囲が増えるもの、と覚えておきましょう。

で、これがシャッタースピードと連携していて、シャッタースピードが速くなると絞りは数値が小さくなってピントの合って見える範囲が少なくなります。ピントの合っている範囲をたくさんにするときはシャッタースピードを遅くする必要があるんです。

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絞りF4.0 シャッタースピード1/4000

上の写真は絞りの数値が小さくてピントが合って見える範囲が少ないんだけどシャッタースピードが速くて水が止まって見えます。

奥の方の噴水はぼけて見えますね。

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絞りF18 シャッタースピード1/6秒

2枚目の写真は絞りの数値が大きいのでピントが合って見える範囲が広く、噴水の奥の方までピントが合って見えるんですが、シャッタースピードが極端に遅いため水が流れて見えます。

ピントが合っている範囲を広くして、さらにシャッタースピードを早くする方法というのもあることはあるんですが、同じ条件で「絞り」と「シャッタースピード」をいじると、どんなカメラでもこうなってしまいます。

これが「絞り」なんです。

シャッタースピードと絞りは相反する関係にあるので、どうしても絞りの意味がわからなかったら、シャッタースピードで覚えてください。シャッタースピードが速いと背景はぼけて見える、シャッタースピードが遅いと背景までみんなピントが合って見える、そういう関係になっているんです。

なので、背景でボケを作りたいときは「絞り」の数値を小さく(もしくはシャッタースピードを早く)すれば良いんです。

※本来はISO感度の調整もあるのでこれだけ覚えてカメラ操作をするとちょっと違っている部分もあるんですけど、この場面ではとにかく「絞り」の役割がわかればよいので、他の説明は割愛しています。私もこういうイメージで絞りを理解して最初のうちはカメラ操作をしていました。より詳しく効果を知りたい方は入門書をご覧になることをおすすめします。

 

そして、背景をぼかした撮影をするとき、2番目に重要なのが被写体との距離です。被写体との距離は近い方が背景をぼかしやすくなります。

3番目に重要なのが背景との距離。被写体と背景ですが距離が離れてくれていれば離れてくれているほど、これもぼけやすくなります。これは理屈よりも一度自分で体験すると目で理解ができるのでいっぺんに実験をしてみましょう。

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まずは一番背景をぼかしやすい条件でやってみます。被写体(ピントが合っている主役)との距離が近く、背景の距離も離れているケースです。

ピンクのサイバーショットに近寄って、そして背景になる他のサイバーショットと距離を置いてみました。この状態で撮影したのがこちらの写真です。

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ピンクのハートデザインのサイバーショット「DSC-WX170」がしっかりとピントがあって撮影できていて、奥に離れておいてあるたくさんのサイバーショットはもう原型がわからないくらいぼけてくれています。

これが背景のボケが最大になっている状態です。

ちなみにカメラの設定ですが先ほどの「絞り」というのを一番小さい値にしています。カメラの設定も背景ボケをしやすい設定にしています。

続いては背景を近づけてみましょう。

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被写体であるピンクのハートサイバーショットとはほぼ同じ距離なんですが、背景がぐっと近づいてきています。

この状態でシャッターを切るとこんな写真になります。

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やや背景はぼけていますが、さっきとは全然違いますね。ハートのサイバーショットはピントがしっかりとしているまんまですが背景にあったサイバーショットはもう「SONY」のロゴがはっきり読み取れるくらいしっかりと写っています。

DSC-RX100のレンズの力で、ここまでぼかしてくれているのか!という感じではあるんですが、ややぼけにくくなったことがわかっていただければOKです。

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3番目の実験は一番条件が悪い形になるんですが、被写体までの距離が遠く、さらに背景も被写体とあまり距離がなく近い状態になります。

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ま、これでもレンズの力でぼかしてはくれるんですが、最初の写真とはだいぶ要すが違っていて、カメラの形もわかるし、SONYロゴもCybershotロゴも読めてしまいます。

本来望遠だとボケを出しやすくはなるので、その後ろのブラビアとかお店の壁は良い感じでぼけてくれはしているんですが、サイバーショットのボケを比較すると上記の通りの結果となります。

こうやって前後の距離が大きく撮られているとぼけやすいというのも感覚的におわかりいただけたと思います。

 

ということで、次は実践編です。

実際にサイバーショット「DSC-RX100」でボケのある撮影をしてみましょう。

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まずはカメラを手にしたらモードダイヤルを「A」にします。絞り優先モードといい、先ほど説明した「絞り」の数値を直接いじることができるモードにします。

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この状態でコントロールダイヤルを回すと画面の中にある「F」の値が増減するはず。DSC-RX100ではF1.8~の設定ができますので、ここではF2.0くらいにしておきましょう。ダイヤルを回して調整します。

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続いてはメニューボタンを押して一つ右の画面に移動し「オートフォーカスエリア」を選び「フレキシブルスポット」というのを選んでください。

これは通常だと「ワイド」になっていて、サイバーショットがピントを合わせるところを自動で選んでくれるんですけど「フレキシブルスポット」にすることにより、自分で好きなところにピントを合わせることができるようになります。

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コントロールキーの十字ボタンを操作することでオレンジ色の枠が画面の中を移動しますので、これでピントを合わせるところを自分で設定するようにします。

「ワイド」のままでも使えるんですが、おそらくDSC-RX100を実際に購入したらこの方法でピントを合わせたくなると思います。

絞り数値が小さくなるとピントが合う範囲が本当に狭くなり、ちょっとピントがずれただけでもぼけたような写真になるので、こうしてピントをしっかりと合わせたいところというのを自分で決めるのがDSC-RX100を使いこなすコツ、になると私は思います。

この2つの設定をして。。。

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あとはできるだけ被写体に寄った撮影をします。

DSC-RX100のレンズのクセなんですが、望遠ズームをちょっとでも使うと最短撮影距離がぐっと伸びてしまうので、ズームレバーは使わずに一番広角側で撮影するのがコツです。

こうしてカメラが並んでいるようなシチュエーションがあったら、一番手前のカメラにぐっと寄って、このカメラをいかにかっこよく撮影するのかに専念。絞りを小さな値にしておいて、フレキシブルスポットAFでちゃんとピントを合わせたら。。。

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こんな写真が撮れました。ちょっと背景ぼけすぎで、なにが写っているのかわかりません。(^_^;)

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実際には街に出るといろいろなシチュエーションがあると思います。これも広角側で絞りを小さな値にして撮影した1枚です。

緑の草履が浮き上がって見えます。

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ショッピングセンターの案内看板などでもぐっと近寄って、背景が遠くに離れていれば、こんな立体感のある写真が撮れます。

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あとは近景と遠景、どうやって組み合わせて写真を撮るのか、創意工夫の世界です。

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DSC-RX100は広角側では最短撮影距離が4cmまで近寄れます。ワイド端であればかなりの接近撮影ができて、しかも近ければ近いほど背景がぼけるので、もんじゃ焼きとかでもこの通り。

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単に背景をぼかすだけではなく、主役と脇役のバランスを考えて絞りは調整するらしいんですが、こうしたblogなどに掲載をするときはとにかく派手にぼかした方が画になるみたいです。

実際に大きくプリントしたりするとやり過ぎ感があるので、普通にプリントしたりPCの壁紙にするのであれば、これくらいのマイルドなボケでも十分立体感は感じられます。

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あとは奥行き感を出すのにはこうして縦位置で撮影するのがおすすめです。手前から奥までの距離が画角の中でたくさん取れるので、手前から奥までのボケを上手く表現してみてください。

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このカメラの絞り優先「A」モードだけでかなり楽しめると思います。

なお、銀座ソニービルショールームなどでこんな自然の風景での撮影が試せない、という場合ですが、ソニービルショールームには季節ごとにテーマに富んだ試し撮りアイテムを用意してくれています。

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サイバーショット「DSC-RX100」が発表されたときにはこんなジオラマの展示があり、それをアテンダントさんがDSC-RX100でいろいろ撮影して作例を用意してくれていました。

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すごいですね。DSC-RX100をショールームの中で使ってもこんなにボケを楽しむことができるんです。

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私が実験で説明していたのは手前に被写体があり、奥に背景がある「後ろボケ」の説明ばかりでしたが、こうして被写体の手前にモノを配置して「前ボケ」を楽しむこともできます。

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あ、そうか。銀座ソニービルショールームでこういうのを試すのでしたら、直接アテンダントさんにやり方をうかがうのが一番手っ取り早い話でしたね。(^^)/

遠慮せずに「DSC-RX100でボケのある撮影をしてみたいんですけど、やり方を教えていただけますか?」と話をしてみてください。

 

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サイバーショット「DSC-RX100」は7月下旬にも一度品薄になって2週間ほど入荷未定商品になっていましたが、実は昨日もソニーストアさんでは在庫が切れて「入荷未定」表示になっていました。

今日になって在庫は復活したみたいなんですが、発売から2ヶ月、まだまだ人気は衰えないみたいです。

ソニーストアでは3年ベーシック保証付きで販売中。是非、ご検討になってみてください。

 

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★ソニーストア「DSC-RX100」商品説明ページへのリンクはこちら

★ソニーストア「DSC-RX100」商品販売ページへのリンクはこちら 

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