VAIOの動作が重くなったら『VAIO Care』 [VAIOの話]

今週は「今さらながら」という話ばかりになっていますが、今回も実はVAIOの大きな武器!と、言える「VAIO Care」というソフトウェアの紹介をしたいと思います。
VAIOは初めてではないです、というお客様にご案内しても、この機能もこれまた意外と知られていないというか、特に上級者の方でもご存じないケースが多いみたいなので、当店でも機能を紹介したいと思います。
どんな時に使うソフトかというと「VAIOの調子が悪くなったとき」に利用するソフトなんですが、それともうひとつ、VAIOノートを買った直後にも使っていただきたい機能があります。機能を全部紹介するとすごく長い話になってしまいますが、ここではたった2つだけの説明に絞って案内したいと思います。

現行機種のVAIOをみると本体にこういうボタンが並んでいると思います。「ASSIST」という赤い文字のボタン。VAIO ZやVAIO Fというハイスペックシリーズにも搭載しているし、VAIO Cシリーズなどのスタンダードクラスのシリーズにも搭載しているボタンです。
いかにも初心者向けというボタンで、特に上級者の方などはもしかしてこのボタンを押すのに抵抗を感じたりするかもしれません。というか、なんの機能だかわからないボタンってあまりさわらないんですよね。私はだいたいですが月に一度はこのボタンを押しています。

なお、ちょっと前のモデルで「ASSIST」ボタンがついていないVAIOでも、ランチャーソフトやスタートボタンからのプログラムの中に同様の機能がついてます。この時の名前は「VAIO Care」というソフト名になります。
では、今回は手元にセッティングしたばかりのVAIO Cの展示機があるので、このマシンのASSISTボタンを押してみます。

すると現在は「VAIO Care 6.3」というソフトが起動するはず。初回起動時は大きな画面で権利許諾書みたいなのが開くんですが、それを許可してからでないと起動しませんのでご注意を。
それと初回起動時はソフトのセッティングがあるのか、やや時間がかかります。気長にここではお待ちください。
で、起動する時間を待つ間にちょっとウンチクをお話しすると、この機能が登場したのは確かWindows 7になった直後のときだったと思います。調べてみたら2010年春モデルで搭載されていました。
☆当店blog 10.1.18「5分くらいでわかる2010年VAIO春モデルのポイント」
この時の記事の一部をそのまま引用すると。。。
『もうひとつの新しいソフトウェアが「VAIO Care(バイオケア)」です。VAIO全体のサポートを支援するソフトになります。
これは数字とか資料を明らかにしないでください、と言われたんですが世間では「VAIOは壊れやすい」という話を耳にすることが多いと。調査してみたところソニーのVAIOはよそのPCと比べて「WEBでそういう噂になっていた」「人からそういう風に聞いた」という話が比較的多いんだそうです。
実際に自分で壊れたから言っているのではなく、人から聞いてそういうイメージを抱いてしまっている。。。実際には壊れにくいんだからいいじゃない、ではなく、事実そういう噂になってしまっているんだから、それは真摯に受け止めてちゃんとしよう、改善していけるところはなんとかしよう、ということで登場するのが「VAIO Care」になります。
==中略==
情報筋からの話では08年にVAIOのサポートって業界ナンバーワンの評価を得ていたんだそうです。それでもこうして「VAIOのサポートの不評」が目立つのはWEBに噂を流せるアーリーアダプターの方がユーザーに多いVAIOならではの問題なんだと思います。で、それすらもなんとかしようという姿勢がなんとも前向きで。。。さすが「VAIO」だと思わせてくれるソフトウェアに感じました。
ちなみにサポートセンターにかかってくる相談で一番多いのは「CD/DVDドライブが使えなくなった」という問い合わせだそうです。で、その解決策で多いのが再生不能のディスクを入れていることなんだとか。。。(^_^;)』
以前うかがった話では量販店で追跡調査をしたところ、販売後にもっとも修理率が低かったのがVAIOだったという結果もあるそうです。それでも「ソニータイマー」とか未だに言われることがありますし、WEB上で声の大きい人の話に引きずられることは多いんですよね。
実際の故障率以上にイメージが悪いのがソニーと。。。それとアップルさんなんだそうです。
で、そこで腐らずに『じゃぁそれをどうにかしていこうよ!』と言って開発されたのが「VAIO Care」なんです。故障率も下がって、サポートの満足率もメーカー1位になって、で、さらに壊れにくいPCを目指すのにソフトウェアで実現をしていこう、という訳です。
では、VAIO Careが起動したようですので、実際に操作してみましょう。

まずはこれがVAIO Careの起動画面です。特に難しい操作はありません。左枠のコマンドをみて必要なものを操作するだけです。右側のメイン画面では機能の説明をしていますので、難しい!と思い込んで文字を読まない、というのだけ避けて読んでいただければ、ほとんどの方に理解ができる言葉で書かれていると思います。
で、初回起動時のここでは左の項目から一つ下に下がって「設定ツールと使いかた」というのを選びます。

ここにVAIOの各種設定ツールが並びます。Windows 7についている「コントロールパネル」などもありますが、ここで選んでいただきたいのが「VAIOの設定」です。

この「VAIOの設定」というのはWindows 7 OSにはついていない、VAIO特有の設定項目を調整する画面が用意されています。「電源・バッテリー」>「バッテリー」を選んでバッテリーの設定画面まで来てください。
そして、VAIO購入直後のそのときに「いたわり充電モード」の設定を行います。

「いたわり充電」というのは、バッテリーの充電容量を低くとどめておく機能。
以前、店頭でお客様にたまに言われたんですが「いつもACアダプターを使っていてバッテリーなんて全然使っていないのに、いざ使おうと思ったらバッテリーが全然充電できなかった。」という現象。私も2005年くらいのときにVAIO type SZで経験をしたことがあります。
いつもACアダプターで使っているのに、いざバッテリー駆動させてみたらすぐに電池がなくなっちゃって、充電もできない、という現象。バッテリー駆動ではほとんど使ったことがないのに、いざモバイルで利用しようと思ってもバッテリーが使えませんでした。
しかし、実はそれ、自分では使っていないつもりでもVAIOはバッテリーをフルに使っていたんです。
バッテリーを装着したままでACアダプターをつないでPCを利用するわけですが、その時、常にバッテリーは100%の全開ギリギリの充電をしているんですね。これを人間にたとえるなら明日、マラソン大会があって100%の力を発揮すべく体調を万全に整えている状態。良い走りをすべく力を貯めてすごく無理をして究極のベストコンディションに整えている状態なんです。
それが来る日も来る日も毎日そういう準備をしている状態、というのがバッテリー充電100%の状態になります。これだとバッテリー寿命。。。バッテリーのその場での容量ではなく、バッテリーの製品としての寿命を短くしてしまう結果に。
いつも全開状態ではなくても良いので、どうせACアダプターを使うだけだから万一停電の時に電源のバックアップをしてくれる程度のちょっとした充電で良いよ、というのが「いたわり充電」なんです。

設定により80%モードと、50%モードがあります。いたわり充電モードにすると当然その分しか充電をしなくなりますので、ACアダプターを外してモバイル利用もすることが多い様でしたら80%に設定。ACアダプターで使うことがほとんど、ということであればここで50%に設定をします。
これによって充電容量は減りますが、バッテリーの寿命をより長持ちさせることが可能になるんです。マラソン選手に例えたら、明日は普通にいつも通り練習で走り込むだけなのでリラックスして過ごしている状態ということになります。
私も自宅のVAIO Pなどは50%のいたわり充電にしています。本来3~4時間使えるバッテリー性能がそれにより1~2時間しか使えなくなるんですが、それでも利用するシーンがほとんど自宅のことが多いので、それで十分。
旅行に行く、仕事でPCを使うなどでモバイルすることがわかっているときは前日に設定を変えて「いたわり充電」をやめてしまえば100%充電をしてくれるようになります。
VAIOのアクセサリーの中でもバッテリーは金額の高いオプションになっています。こういう工夫でバッテリーの寿命(その場の容量ではなく製品としての寿命)をのばせるなら、これは絶対に設定をしておいた方がお得です。
ACアダプターをつなぎっぱなしにしてVAIOノートを使っている方は、是非、この「いたわり充電」機能をまずは使ってみてください。

それともうひとつ。こちらはVAIOの起動が最近遅くなった、VAIOの動作が最近重くなった、と感じたときに利用してもらいたい機能です。VAIO Careの中の「システムケア」>「ワンクリックケア」を利用します。

これも初回起動時はかなり時間がかかるかも。何をしているのかというと、VAIOの健康状態を自分で行ってくれているんです。ここで調査してくれるのはVAIOのソフトウェアについてです。
「ワンクリックケアを実行」のボタンを押して、これでVAIO自身の調査を待ちます。30分待って調査が終了しなかったら一度キャンセルを押して、再度「ワンクリックケアを実行」ボタンを押してみてください。

チェックが終わると上記の様なWindowが開いてレポートをみることができます。

一番左にある「起動」というタブを開くと、なんとWindowsの起動時間についてデータで起動時間を表示してくれるんです。「なんとなく起動時間が遅くなった気がする」と言っても、実際にはそうでもなかったりする、なんてことがないか、これでチェックができるというわけです。
1回目の起動時間というのはまさに買った直後の最初の起動時間なので、それから比べてどれくらい時間がかかっているのか客観的にみることができます。
また、だいたいの理由もわかって、ここではスタートアップアプリケーションが13個に増えているみたいなので、それで時間が増えているんだろうな、というのも推測できます。起動時間に4分弱もかかっているのに、その差は5秒だけでしたら起動が遅くなっているうちにははいりませんね。

それと一番右のタブの「メンテナンス」を開くと、ここでVAIOの簡単な健康診断ができます。
ディスクのデフラグ、クリーンナップ状態がここで件数で表示されます。デフラグ1件というのは特に大きな問題ではなさそうですが、不要なファイルが8155件もあるのは見逃せません。動作を重くしている可能性もありますし、ディスク容量の無駄とも思えます。
「ここをクリックして」をクリックすると、それをクリーンナップするツールを自動で起動しますので、それを利用して問題を解決しましょう。

で、すごいのはディスクだけではなく「レジストリー」のデフラグ、クリーンアップもしてくれるところ。ディスクのデフラグなどはWindowsのツールに用意があるので、VAIO Careを使わなくても自分でメンテナンスできるんですが、レジストリーのデフラグツール、クリーンアップツールはWindowsのツールでは用意をしていません。
専用のツールを使わなくてもVAIO Careで利用ができるんです。
ちなみに「ディスクのデフラグ」というのはHDDに記録したデータの断片可を直すもの。円盤状のHDDの記録領域で、物理的にあちこち別のところにデータを書いてしまい、連続性がなくなってしまうと読み込みに時間がかかるようになるんですが、それを防ぐのがディスクのデフラグ。
「レジストリー」というのは、Windowsが動作するときの指示書みたいなもので使用しているWindowsの設定がすべてまとめて記録されている重要なファイルなんです。Windowsが動作していると頻繁に読み込みをするファイルみたいなので、これも無駄をなくして物理的にアクセスを早くできるようにしてあげるとWindowsの動作がより軽くなるファイル。

これらのファイルの肥大化、断片可が原因でVAIOの動作が遅くなっているようであれば、このVAIO Careのワンクリックケアを使うだけでVAIOの動作を元に戻すことができる可能性が高いんです。
これも初回起動時のディスクデフラグとかはちょっと時間がかかるんですが、暇なときに行うようにしておくことで、VAIOの健康をたもつことができます。

ここではその一例ですが、セッティングが終わって、写真データなどを読み込ませて使い始めて1ヶ月のVAIO Cのメンテナンスをしてみたところ、月間平均起動時間が一気に3分43秒まで5秒も早くなってしまいました。
効果テキメンです!! 2010年のVAIO春モデル以降の機種をお持ちで、VAIOに「VAIO Care」が搭載されているようでしたら、是非、今日にでも試してみてください。

ほかにもハードウェアの健康診断機能もあり、ここで各パーツの動作がおかしかったらチェックをすることが可能。今のところ、私がいじっているVAIOで不具合が出ていないので試しようがないんですが、DVDが読み取れない、メモリースティックが使えない、などがあったら、すぐにサポートセンターに電話して修理を依頼するのではなく、ここで試してみるとよいと思います。
(私もやったことがありますが、DVDドライブにブルーレイディスクを入れてしまっているとか、そういうこと、誰でもありますから。(T_T) )

その修理依頼をするときの画面もこちらにあります。該当機種のカスタマーリンクの連絡先などが掲載されているので、こちらで故障、修理診断をしてもらうことができます。
ほかにもリカバリー機能やVAIOお引っ越しツールなどの用意もあるんですが、それはまたVAIO Careのウインドウでご覧になってみてください。
ソニーがVAIOユーザーさんのことを考えて「トラブル時に電話をいちいちするのは大変だろうな」という想いで、用意してくれた瞬時にVAIOの中でサポートしてくれるツールです。是非、その存在を知っておいて、調子の悪いときに思い出してみてください。
モバイルノートからデスクトップモデルまで、現行モデルのVAIOには「VAIO Care」がついています!

☆VAIO製品情報 ソフトウェア「VAIO Care」の紹介はこちらから

★ソニーストア コンパクトホームノート「VAIO Cシリーズ(14型)」のご案内はこちらから

☆当店ホームページ 「VAIO Cシリーズ(14型)」オーナーメードレポートはこちらから
![DSC09770[1].jpg](https://blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_df2/ctec5a/m_DSC097705B15D-2e9c5.jpg)
☆当店ホームページ「店員コラム 15分でわかる2011年VAIO春モデル第2弾」はこちらから
☆当店blog 11.5.16「今さらながらVAIO搭載『PMB』で扱う動画と写真の話」
☆当店blog 11.4.11「VAIO Cシリーズ(14型)を自宅で使ってみました」
☆当店blog 11.4.8「VAIO Cシリーズ(14型)の開梱レポート」
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