『PMB VAIO Edition』ファーストインプレッション [VAIOの話]
なにはなくとも、とりあえず、このYoutubeの動画をご覧ください。昨年、ハンディカムでデジタルズームを使って撮影した超望遠撮影の映像です。長さは30秒程度です。
さすがデジタルズームを使っているだけあって、デジタルでトリミングしたのと同じで解像度がかなり甘い感じにはなってしまっているんですが、ま、普通に見られますよね。
実はこれ、新型VAIOに搭載された「PMB VAIO Edition」を使って補正をした映像なんです。オリジナルの動画は下記のものになりますが、ちょっと違いを見てみてください。
これ、手持ち撮影で撮っています。ハンディカムには手ぶれ補正がついているじゃん!ってところですがさすが100倍以上になるデジタルズームではその効果は大きくはなく、こんな風にぷるぷると震えてしまいます。三脚必須!という機能のはずなんですが、なんと新型VAIOを使って補正をしたら、こんなにぶれがなくなっちゃった!って話です。
今回の実験で一番、上手く行ったので、最初に紹介してみました。(^_^)v

先ほど、新型VAIOの店頭展示機がやってきて、開梱して真っ先に試したのが、この新ソフト「PMB VAIO Edition」でした。写真管理ソフトということで、サイバーショット、α、ハンディカムにも搭載されているんですが、今回の2010年春モデルではVer.5.0に進化して、VAIOにだけ高画質機能が搭載されています。

☆ VAIO製品ページ「PMB VAIO Edition 画像補正はおまかせ」
PMBはデジカメ、ビデオカメラの静止画、動画を一緒に管理することが出来るソフト。写真整理のためには各社からいろいろな画像閲覧ソフト、管理ソフトが出ていますが、こうしてハイビジョン動画もまとめて整理してくれるものはないはず。
またソニーならではというか位置情報がついている写真、動画についてはマップビューという地図上に画像を並べる機能も搭載。ハンディカムでは簡易的な動画編集もできるようになっています。

その最新版の「PMB VAIO Edition」では「手ぶれを補正する」「HD解像度に変換する」「ノイズを除去する」「白飛び黒つぶれを補正する」という4つの高画質機能を搭載。静止画だけではなく、動画でも手ぶれ補正ができるというので、その効果は実際のところどうなの!?と、非常に興味のあるところだったんですが、それがやっと試すことができます。
作業の流れとしてはまず、補正したい写真を選択して、VAIOクリエーションボタンから目的の機能を選択します。

ここでは微妙に手ぶれしてしまっている写真を選んで、手ぶれ補正をしてみましょう。選択するとこうしてプレビュー画面で効果を確認できます。なるほど、意外とこれ、使えるかも!って、もうこの一瞬だけで思えてしまうんですが、えーと、それでなにをすればいいのかな? あ、右下に「出力」というボタンがあるので、これでレンダリングさせるわけですね。

レンダリングすると別途、補正をした1枚の写真がでてきます。オリジナルの写真には手を加えずそのまま残りますから、補正した写真が気に入らないようでしたら、補正写真は捨ててしまうことも可能。
この写真はα350のものなので1420万画素あります。かなり大きな写真ではあるんですが、1枚の写真を処理するのにずいぶん時間がかかります。4コアのCore i7搭載のFシリーズを持ってして15秒くらいはかかっているんじゃないでしょうか?
なお、この補正については調整幅を自分で設定することもできます。初期状態では手ぶれ補正などは最大モード。ノイズ除去設定は標準になっています。
デフォルトの状態で使いにくいようでしたら直してください程度で、通常はこのまま使って問題はなさそう。
ということで、今回は失敗写真をなんとか救出してもらうべく、私の写真ライブラリーから補正実験に使えそうな写真を選んでみるんですが、これがなかなか見つからないんです。
そう、失敗写真って全部捨ててしまうので、ライブラリーには残っていないんです。しかもここ数年、使っているカメラがデジタル一眼レフαなので、さらに失敗率が下がっているし、さらに言うなら動画も手ぶれ補正アクティブが搭載されたハンディカムなんてあるので、そうそう手ぶれが激しい動画もないんですよ。(^_^;)
良い写真、動画もあまりないんですが、悪い写真、動画もないんです。
そんなわけで探しに探して見つけてきた失敗写真からまずは補正してみましょう。
見ての通りです。Dレンジオプティマイザーをレベル5でかけたときの様な状態になります。かなり暗い写真ですが、階調が残っているとこうしてうまく救い出してくれます。これはかなり上手くいった例です。
元々の写真のうつりがどうしようもないものなんですが(^_^;)それをここまで鮮やかにしてくれるのはすごくないですか? なお、これは手ぶれ補正と、黒つぶれ補正と、ノイズ除去の3つの機能をいっぺんに使っています。補正機能は重ねて使うことができます。
「ふくろう」と「みみずく」ってどう違うの?というと、違いはないそうです。見た目に耳みたいな眉毛?ができちゃっているのがみみずくと呼ばれているだけ、とのこと。
極端な暗所での撮影だったのですが、条件が悪いとあまり補正はかからないようです。So-net Photoにアップロードしてしまっているので、なおさらわからないんですが、オリジナルの写真をみるとうっすらとぶれが収まっているのがわかります。
これも大きく2重にぶれているんですが、そのぶれているところが薄くなっています。これ、もしかして、何回か繰り返して補正するとぶれがなくなったりするのかも!?
これも、こうして写真を小さくしてしまうとわかりにくいのですが、オリジナルの写真をみると、超細かいノイズはすっかり消えています。ノイズというよりは粒状感みたいなノイズはこうして見てもまだ残っています。画素に対してあまり大きなノイズは取らないようになっているのかも。
なお、この写真はデジタル一眼αで撮影しています。サイバーショットでもαでもなんでも使えるところがさすが。
これは正確には逆光ではなく、露出アンダーになってしまったαの写真。 こういう写真の救い出しもやってくれます。こういうのはフォトショップで自分で補正するからなぁ。。。という人ばかりではなく、どうやって補正をしたらよいかわからない人、それが面倒と思っている方もいらっしゃるはず。
かなり自然に補正をしてくれるので、ダメな写真をなんとか、良い写真もそれなりに補正をかけてくれるイメージです。
さて、お待たせしました。次は動画の手ぶれ補正機能の様子です。
【ハンディカムの手ぶれ補正アクティブ 補正前】
さて、これはちょっとおもしろい実験です。昨年から搭載されるようになったソニーの10倍効果が上がった「手ぶれ補正アクティブ」なんですが、その比較用の動画に補正をかけたらどうなるのか? ハンディカムの手ぶれ補正アクティブと比べて効果はどうか、という実験です。
まずは上の動画は手ぶれ補正切、スタンダード、アクティブと3段階で効果があがっていきます。アクティブモードになると超スムーズで、足を下ろした瞬間というのがわからなくなるのですが、さぁ、PMBで補正するとどうなるでしょう。
【ハンディカムの手ぶれ補正アクティブ 補正後】
ね! すごくないですか!! 手ぶれ補正アクティブ相当の効果が、あとから使えるんです。昔撮ったビデオも、これを使えば手ぶれが相当押さえたものに「撮り直す」ことができる感覚です。
よく見比べてもらうと、やや画角が狭まりますので、撮ったビデオ全部を手ぶれ補正効果かけてしまうよりは、一部だけ、手ぶれ補正が必要なシーンだけに使って、必要がないところはそのままで、という編集をすると良いかも。
SD画質の映像をHD相当にアップコンバートする機能もありますので、昔撮った8ミリビデオの映像もこれで素材として作り直すことができるかも。。。なんか燃えてきました。(すみません、今回はSD画質の映像が用意できなかったので、まだ試していません。)
なお、動画の補正にかかる時間ですが、そんなにたいしたことはありません。実時間より長いのは間違いありませんが、30秒の動画補正に10分とかそういう無茶な感じではなく、数分で終わります。補正レンダリングには相当な時間がかかりますよ、と、聞いていた割にはそうでもありません。
これが長時間、10分とか30分の映像になると莫大な時間はかかるでしょうけど、手軽に撮った数分程度の映像であれば、そんなに待たされずに済むかも。
そして、最後はサイバーショットの動画です。これも手ぶれ補正をかけてみましょう。
【ジーンズ空中即売会 補正前】
【ジーンズ空中即売会 補正後】
これ、たまらないですねぇ。。。別にオリジナルの動画も特に手ぶれが目立つわけではないのでそのまま使っても問題はないんですが、手ぶれ補正をかけるとさらにスムーズになるというか、サイバーショットだからしょうがないんですが、小型カメラゆえの細かい振動がでてしまっていて、それを全部吸収してくれる感じがすごい!
そうだ、bloggieみたいな小型MP4カメラが発売されますが、MHS-PM5には720/30pの時しか手ぶれ補正が利用できないんです。解像度の高い1080/30pやなめらかな720/60pの時は手ぶれ補正が使えないとなると720/30pでしか撮影ができないぞ。。。とか、思っていたんですが、VAIOがあれば、PMBでこうして手ぶれ補正を後からできるわけです。
これは本当にすごいぞ。
この手ぶれ補正機能のためだけにVAIOを買ってもよいんじゃないですか!?
ところで、今回はもうひとつ別の実験もしています。2台のFシリーズがあるので、4コアと2コアのプロセッサーで、こうした重たいレンダリング作業の場合、どっちが速いか、というのを試してみたかったんです。
先ほどのセッティングの時の様子では周波数の高い、2コアプロセッサーの方が若干スピードが速かったんですが、さてどうでしょう?
それと、もうひとつ。調べてみたらインテルさんからCore iプロセッサーに搭載された新機能の「ターボブースト・テクノロジー」というのがあり、それの効果を見せるガジェットが用意されているとのこと。
ダウンロードページも日本語で用意されているので早速使ってみました。

普段から、PCの状態をチェックするためにCPUメーターを使っているんですが、その下にある青い棒グラフがターボブーストメーター。まるでクルマのターボ計みたいになっています。(^_^)v
映像は、2コアプロセッサー搭載のFシリーズ・ノーマルエディションなんですが、タスクマネージャーを開くと、本当に4コアとして動いているんですねぇ。

ということで2コア Core i7 620M(2.66GHz)対4コア Core i7 820QM(1.73GHz)の対決! 左右、同時に出力ボタンを押して、どちらが先にレンダリングが終わるかを計測。
今回は4コア Core i7 820QM(1.73GHz)がほぼ全勝。ちゃんと計測していませんが体感時間で5%くらいは4コアプロセッサーの方が処理速度が速いようです。

しかし、このターボブーストメーター、おもしろいですねぇ。起動直後のプロセッサーが冷えているときはすぐに全開になるというか、ブラウザを開く、PMBを開く、というちょっとしたときでも一瞬だけブーストしてくれているみたいで、プロセッサーのクロック表示がアテにならないくらい、高速で動いているかも!感があります。なんせ、1.73GHzの Core i7 820QMでも、3GHzくらいまでブーストされますから。
ただ、レンダリングを続けてプロセッサーが暖まってきて、ファンが全開でブンブン回るようになると、ほとんどブースト計はあがらなくなります。
これはTDPという、プロセッサーの耐用設計温度に近くなってくると、ブーストをしなくなる、制限をかけるということで、表記上の周波数でしか動かなくなってくるわけです。これを見ているだけでPCの状態がなんとなくわかるのがおもしろい。
Core i7などの新プロセッサーですが、あまり違いはわからないんだろうなぁ。。。なんて、思っていたんですけど、これ、今回のプロセッサーのアップグレードは今までで一番、おもしろいかも。
ということで、新型VAIOの展示初日レポートでした。
さぁ、来週からはもっと遊んでみたいと思います。VAIO Careとか楽しそうですからね。














ニューハンディカムを狙ってたけど、
ハンディカムでなく、VAIOを買い換えるべきなのかな?
by hidex (2010-01-22 19:06)
手ぶれも、逆光補正も素晴らしい出来栄えですね。
これなら撮影失敗しても怖くない!
早くZが出てくれれば…
by パセリ (2010-01-22 19:15)
♪hidexさん、こんばんわ。
元素材がしっかりしていればその方が良いかと。
PMB VAIO Editionは、あとから使っても補正が
できますから♪
サイバーショットなどで撮った動画が
これで生きてくると思います。撮影時の
失敗がこうして救い出せるのってありがたいですね。
by 店員佐藤 (2010-01-23 20:21)
♪パセリさん、こんばんわ。
逆光補正が動画でも利用できるかと思っていたんですが
どうやら静止画でしか利用はできないようです。
ややそういう制限があるみたいですが、動画の手ぶれ補正、
静止画の逆光補正はかなりの威力があるかと。
これ、FシリーズだけではなくSシリーズとかにも
搭載されていますからねぇ。Zにも、もちろん。。。期待できますね。
by 店員佐藤 (2010-01-23 20:27)
PMB 手ぶれ
で検索したら、かなり上位でここがヒットしました〜
ここの記事をリンクしてtwitterさせてもらいました。
事後連絡ですいません。
http://twitter.com/bar07/statuses/11148170763
by bar07 (2010-03-28 00:26)
♪bar07さん、こんにちは。
ご紹介&コメントありがとうございます。
残念ながらPMBでの手ぶれ補正などはVAIOに搭載されている
PMB 5.0だけの機能になります。しかもbloggieだとちょっとその
効果も難しいかも。。。
by 店員佐藤 (2010-03-28 16:12)
なぜか動画が一覧に表示されない.....
なぜだー
ちなみにaviファイルで写真とおんなじとこに入れてます。
by key (2010-05-06 11:44)
♪keyさん、こんにちは。
いろいろな原因が考えられるんですが、ウインドウ右上にある
表示ボタンで「静止画のみ表示」になっていたりすると、動画
ファイルが隠されることがあります。
また、対応しているファイルかどうかも重要で、PMBはソニー
製品のファイルの再生用になっています。詳しくはサポートの
トラブルシューティングなどをごらんになってみてはいかがでしょう?
http://support.d-imaging.sony.co.jp/www/disoft/jp/pmb/trouble/index.html
by 店員佐藤 (2010-05-06 12:28)
ありがとうございます。
ソニー製品じゃないとだめだったんですか....
やっぱり他社製のの6年物のデジカメじゃだめなのか
そろそろつぶれそうだしDSC-HX5Vでも買おうかなあ。
by key (2010-05-06 16:04)
♪keyさん、こんにちは。
以前はそうでもなかったんですが、PMB 5.0になってから
動画に関してはこういう制約ができたみたいです。
DSC-HX5V、良いですよねぇ。AVCHDのハイビジョンフォーマットで
撮影ができる上に、手ぶれ補正アクティブ搭載なのでハンディカム
まっつあおです。
by 店員佐藤 (2010-05-06 17:00)